· 

NAVERまとめの終了について 守りにも攻めにも必要な「法律知識」

ベレー帽に弁護士バッジをつけ、右手に六法全書のような分厚い法律書籍を持ち、左手に鉛筆を持っている、著作権にくわしい、ふくろうのゆるキャラです。

今月末(2020年9月末)をもって、NAVERまとめがサービス終了するという発表がありました。

「NAVERまとめ」が9月30日でサービス終了、終了理由は「ヤフー統合は関係なし」と広報コメント
https://www.businessinsider.jp/post-215744

NAVERまとめは、基本的に他者コンテンツへのタダ乗りというか、コンテンツを違法な形で使用しないと、まともなPV&広告収入が得られないシステムであるということが改めてわかったから、終わるということなのではないかと、私は推察しています。

NAVERまとめの著作物管理システム(Lisah)も普及しなかったし、使ったことありますけど、めっちゃ精度悪かったですからね…

↓ご参考
【NAVERまとめ】「不正利用画像の検知率96%」という、「Lisah」を使ってみたが…→でも画像は消してもらえたよという話 【画像無断使用への対処体験記】
https://note.com/tomoko_oosuki/n/n79a761e25717

NAVERまとめは、DeNA事件のあとに別会社になって、まとめ事業を続けるためにオーサーランク制度作るとか、画像無断使用をなくすためにLisah作ったり、提携サイトやストックフォトを無料で使えるようにしたり、いろいろ工夫してたみたいですが…

結局、違法コンテンツの取り締まりの方にリソース&お金取られるだけということにようやく気づいた、ということなんじゃないかと思います。

私としては、DeNAのキュレーションメディア事件が起きるまでは、NAVERまとめには、むしろ好感を持っていました。
まとめ主さんで、わざわざちゃんと連絡くださって、画像使ってくれたりする人もいたので…(たぶんちゃんと編集とかの経験がある人はそうするんだと思う) 
その方は、デザイナーさんで、デザイン系のいいまとめを作っていました。
報酬システム狙いでも、そういういい人もいたんですよね。

LINEとしては、性善説でNAVERまとめを作ったんだと思うんですけど、おそらく、そういうちゃんとした人は、全体から見ればレアケースだった
ということなんだと思います。

今後の法改正で、誹謗中傷、著作権侵害、名誉毀損等の「権利侵害情報」を発信する発信者への、発信者情報開示請求が(被害者からは)やりやすくなる流れとなっていますが、権利侵害情報を発信する人が多ければ、NAVERまとめ等のプラットフォーム事業者としては、利益よりも手間のほうが大きくなるので、そういう流れも考慮されたのではないかなと思います。

ご参考→ 【メモ・よい流れ】今までCOPYTRACKでは対象外とされていた相手への料金回収が簡単にできるようになるかも https://note.com/tomoko_oosuki/n/n627d65783bf0

これはコンテンツに限りませんが、私たちは、法律や自分にある権利について知り、正しく理解する必要があります。
権利侵害を受けた場合には、侵害者に対し適切な対応を取っていくことで、権利侵害は減らしていくことができると考えます。
NAVERまとめの終了も、私も含めた権利者の行動があり、権利侵害情報に対して法改正の流れができたことが、強く影響した例ように思います。

NAVERまとめの例は「守り」の例ですが、自分の表現や活動を狭めず、「言論の自由」を確保し社会に発信していくという「攻め」の意味でも、法律の知識は大切です。

最近、「私はこれはおかしいと思う」と、異議をハッキリ伝えることや、必要なときに「批判すること」を、安易に「誹謗中傷」「いじめ」と言ったり法で認められている範囲・方法で他の人の著作物を使わせてもらう「引用」をすることを「著作権侵害」と言ったり、深く考えることなく、または誤った知識をもとに、他の人の言論を封じようとする人が増えているように思います。

誤った知識を持っていては、その人自身も、自分の考えを他の人に適切に伝えることができませんし、大切にできないと考えます。

最近、先輩たちが苦労して得た権利を、自ら進んで捨てに行く人が増えているように感じていて、恐ろしく思っています。
私は全ての人に、自分の権利、自分そのものを、大切にしていただきたいと考えています。

私は、今までイラストレーターとして仕事する中で、著作権侵害、嫌がらせ、セクハラなど、様々な権利侵害の被害に遭ってきました。
しかし、周りの方の協力もあり、きちんと対処することで、明らかに状況が改善するということも知りました。

ご参考→【私の経験談】書籍出版に関するトラブルについて(前編の最後に後編へのリンクがあります)  https://note.com/tomoko_oosuki/n/nf019b862ddd3

 

また、法律について勉強したり、専門家の方を頼ることで、自分が持つ権利について知ることができ、できることが広がるということも知っています。

仕事において、お互いのやりたいことがぶつかることもあるかもしれません。その場合には、よく話し合うことで、より良い形で私の能力や権利をうまく使っていただき、ご依頼主の希望をより良い形で叶えていくことができればと考えています。

 

ご参考→ イラストレーターと法律 https://note.com/tomoko_oosuki/m/mc5be4a4b6c41


私の今までの経験から得た知識を、今後こちらのブログで共有していければ、と考えています。
「知らない」だけのことで、揉め事が起きたり、不幸になることを減らしたいです。


今後、「困ったときの相談先一覧」「読んだ方がいい本」のような記事も作りたいと思っています。
何か私が知っていそうなことで、書いてほしいことがあれば、お気軽にコメントやメールで、リクエストを頂ければと思います。